コードを書く人のための、
静かな読みもの。
ソフトウェアエンジニアの健康、生産性、キャリアに関する記事を、ゆっくり書いています。
室内CO2濃度は思考を鈍らせるか――研究が割れている論点と、エンジニアが自分で測る方法
閉め切った書斎のCO2濃度は、1〜2時間で1000ppmを超えます。ではそれは思考を鈍らせるのか。Satish(2012)を起点に、Du(2020)の批判的レビューや近年のメタ解析まで両論を整理し、なぜ知見が割れるのかを解きほぐします。因果が確定しなくても換気には合理性がある――その理由と、Raspberry Piで自分の部屋を測る具体的な手順まで。
生産性の実感は、体験の悪化を隠す――開発者95名を6か月追った縦断研究
生産性が向上したと感じる人は6か月間 84%→84% で不動。その裏で、開発者体験が悪化した人は 14%→27% と倍増していました。同じ95名を二度追った縦断研究が示す「生産性-体験の逆説」と、懸念が品質から保守性へ移った時間軸の変化を、自己申告ゆえの留保つきで整理します。
睡眠負債とコードの品質――断眠は開発者の何を削るのか、研究をたどって整理する
一晩の徹夜は実装品質を50%下げる(Fucci et al., 2020)。一方で、睡眠不足の自覚は認知の低下を追いかけてきません。Van Dongen らの用量反応実験からメタ分析、そして「週末に返済できるのか」という割れた論点まで、デプロイ判断・コードレビュー・オンコールの文脈で整理します。
52/17ルールとは?集中と休息を整える時間設計の科学
52/17ルールとは何か?DeskTime社の分析と査読論文をたどり、ポモドーロ・テクニックとの違い、自分に向くかの見極め方、リモートワーカー向けの実践プロトコルまでを解説。今日1サイクルから、集中と休息のリズムを整えてみませんか。
水分補給と集中力の関係:脱水が脳に与える影響を科学的に解説
「なんとなく頭がぼんやりする」のは水分不足が原因かもしれません。2つの科学的研究をもとに、脱水が脳の認知機能・判断力に与える影響と、デスクワーク中に実践できる水分補給のコツを解説します。
ポモドーロテクニックとは?仕事の集中力を科学的に高める時間管理術
ポモドーロ・テクニックをご存知ですか?「集中できない」のは意志の問題ではなく、脳の仕組みによるものです。25分集中+5分休憩を繰り返すだけで、誰でも今日から集中力を科学的にコントロールできます。基本ルールから続けるコツまで、わかりやすく解説します。
エンジニアの「脳疲労」と向き合うために、VS Code拡張機能を作った話
「なんか今日、コードが書けない」——その原因は脳疲労かもしれません。見えない脳疲労を可視化するため、ポモドーロテクニックを活用したVS Code/Cursor拡張機能「BrainSync Focus Timer」を開発した背景と、実際に使って感じた変化を紹介します。